仮想通貨セロ(CELO)は、スマートフォンを活用した金融包摂(金融サービスへのアクセス向上)を目指す注目のプロジェクトです。
しかし日本国内の取引所では取り扱いがないため、購入方法がわからないという声も多く聞かれます。
この記事では、CELOを安全に購入する具体的な手順をステップ形式で解説します。さらに、プロジェクトの特徴や将来性についても、初心者にもわかりやすく説明していきます。

仮想通貨セロ(CELO)とは
CELOはスマートフォンを活用した金融包摂を目指す革新的なプロジェクトです。従来の仮想通貨では難しかった「誰でも簡単に送金できる」という課題に取り組んでいます。
また、独自のステーブルコインを発行し、価格変動リスクを抑えた実用的な決済手段の提供にも力を入れています。環境への配慮から、省エネルギーな「PoS(プルーフ・オブ・ステーク)」という仕組みを採用している点も特徴です。
金融包摂を目指すプロジェクト
世界には約17億人の銀行口座を持たない成人がいると言われています。CELOはスマートフォンさえあれば誰でも金融サービスを利用できる環境を目指しています。
項目 | 詳細 |
---|---|
プロジェクト開始 | 2017年 |
創設者 | Rene Reinsberg |
時価総額 | 約880億円(2024年3月時点) |
主な用途 | 送金・決済・金融サービス |
CELOの最大の特徴は、電話番号だけで送金できるという点です。従来の仮想通貨では、複雑なウォレットアドレスを指定する必要がありましたが、CELOは電話番号を紐付けることで、まるでスマートフォンのメッセージを送るような感覚で送金が可能です。
主要な特徴と機能
CELOは単なる送金手段以上の機能を備えています。以下が主な特徴です。
- スマホ一つで完結する簡単な送金システム
- 環境に配慮したPoS(プルーフ・オブ・ステーク)の採用
- DeFi(分散型金融)サービスの提供
- ステーキングによる報酬獲得が可能
特に注目すべきはDeFiサービスへの対応です。Aave、Curve、SushiSwapなどの主要なDeFiプロトコルと連携しており、途上国の人々でも先進的な金融サービスを利用できる環境を整えています。
独自のステーブルコイン展開
CELOは独自のステーブルコインを発行しており、これが実用的な決済手段として重要な役割を果たしています。
ステーブルコイン | 価格の基準 | 主な用途 |
---|---|---|
cUSD | 米ドル | 国際送金・決済 |
cEUR | ユーロ | 欧州圏での決済 |
cREAL | ブラジルレアル | 南米での決済 |
これらのステーブルコインは、現地通貨と連動した安定した価値を持つように設計されています。例えば、ブラジルの利用者はcREALを使うことで、自国通貨建ての安定した決済が可能になります。
価格の安定性を保つため、複数の仮想通貨を担保として保有する仕組みを採用。CELOトークンを中心に、ビットコインやイーサリアムなども担保として活用しています。
仮想通貨セロ(CELO)の今後や将来性
CELOの将来性を評価する上で重要なのは、実用的なユースケースの拡大と企業からの支持です。単なる投機的な仮想通貨ではなく、実社会の課題解決を目指すプロジェクトとして、着実に進展を見せています。
発展途上国での普及戦略
CELOは特に発展途上国でのユーザー獲得に力を入れています。スマートフォンの普及率が高いにも関わらず、銀行口座の保有率が低い国々をターゲットとしているのです。
例えば、フィリピンやナイジェリアでは、現地の決済サービス事業者と提携して普及を進めています。2024年にはモバイルブラウザ大手のOperaと提携し、アフリカ市場での展開を加速させています。
大手企業とのパートナーシップ
CELOの信頼性を高めているのが、著名な企業や投資家からの支持です。以下のような企業がプロジェクトをサポートしています。
- Google Cloud(バリデーターとして参加)
- Deutsche Telekom(通信インフラ提供)
- Andreessen Horowitz(投資支援)
- Coinbase(取引所上場支援)
特に2023年のGoogle Cloudの参画は、プロジェクトの信頼性を大きく高める出来事でした。技術面での協力により、ネットワークの安定性と拡張性が向上しています。
今後の展望と課題
CELOは着実に成長を続けていますが、いくつかの課題も抱えています。最大の課題は競合プロジェクトとの差別化です。
特に、他の金融包摂を目指すブロックチェーンプロジェクトとの競争が激化しています。しかし、CELOは以下の強みを持っています。
- 実用的なユースケースの実績
- 大手企業からの継続的な支援
- 環境に配慮した技術設計
2024年からはアフリカでの展開を本格化させており、現地の携帯電話事業者との提携を進めています。これらの取り組みが成功すれば、CELOの価値は大きく向上する可能性があります。
仮想通貨セロ(CELO)の買い方
CELOを購入するためには、海外の仮想通貨取引所を利用する必要があります。本記事では最も安全で手数料が安いBybit経由での購入方法を解説します。
購入の全体の流れは以下の通りです。
CELOの購入手順
- コインチェックで口座を開設する
- Bybitで口座を開設する
- コインチェックでリップル(XRP)を購入する
- BybitにXRPを送金する
- BybitでCELOを購入する
それでは、具体的な手順を見ていきましょう。
コインチェックで口座開設からリップル(XRP)購入まで
まずはコインチェックの公式サイトにアクセスし、メールアドレスとパスワードを登録します。その後、本人確認書類(運転免許証やマイナンバーカードなど)を提出して口座開設を完了させましょう。最短10分程度で手続きが完了します。
口座開設が完了したら、銀行振込やクレジットカードで日本円を入金します。初回入金は数千円から可能です。手数料は銀行振込なら無料、クレジットカードなら3.74%がかかります。
入金した日本円でリップル(XRP)を購入します。リップルを選ぶ理由は、送金手数料が安く、送金スピードが速いからです。トップページの「取引」から「リップル」を選択し、購入金額を入力して注文を確定させましょう。
Bybitの口座開設方法
続いて、CELOを購入するためのBybit口座を開設します。Bybitは世界で2番目に大きい取引量を誇る信頼できる取引所です。
Bybitの公式サイトにアクセスし、メールアドレスとパスワードを入力して仮登録を行います。この記事経由で登録すると取引手数料が最大30%オフになるので、必ずこの記事の登録リンクから開設しましょう。
基本情報の登録後、本人確認(KYC)を行います。パスポートや運転免許証などの本人確認書類と、顔写真の提出が必要です。最短30分程度で承認される場合が多いです。
Bybitへの送金とCELO購入手順
Bybitの口座開設が完了したら、いよいよCELOを購入するためのステップに進みます。
Bybitにログインし、画面上部の「資産」から「スポット」を選択します。リップル(XRP)の「入金」ボタンをクリックすると入金用のアドレスとタグが表示されるので、必ずメモを取っておきましょう。
コインチェックの「送信」画面で、先ほどメモしたBybitのアドレスとタグを入力します。アドレスやタグを間違えると資産が失われる可能性があるので、必ず二重チェックを行いましょう。送金完了まで約2-3分程度かかります。
Bybitに送金したリップルが反映されたら、「取引」→「スポット」を選択し、「CELO/USDT」の取引ペアを検索します。「成行注文」で購入すれば即座にCELOを手に入れることができます。
まとめ:仮想通貨セロ(CELO)は買いか
ここまでCELOの特徴や購入方法、将来性について詳しく解説してきました。最後に投資判断のポイントをまとめましょう。
メリット | デメリット |
---|---|
・実用的なユースケースの確立 ・大手企業からの支持 ・環境に配慮した設計 |
・国内取引所での取り扱いなし ・競合プロジェクトの存在 ・新興国市場特有のリスク |
CELOは社会課題の解決と実用性の追求を両立させているプロジェクトです。特に以下のような投資家に向いているでしょう。
CELOが向いている投資家
- 長期的な成長を期待する投資家
- 社会的インパクトを重視する投資家
- 新興国市場の可能性に注目する投資家
また、ステーキング機能を活用することで、保有するだけで報酬を得られる点も魅力です。ただし、新興国市場特有のリスクも存在するため、投資は分散投資の一環として検討することをおすすめします。
CELOは金融包摂という明確なビジョンを持ち、それを実現するための技術と戦略を着実に展開しています。2024年以降も発展途上国での展開を加速させており、長期的な成長が期待できるプロジェクトと言えるでしょう。
金融包摂(Financial Inclusion)とは
すべての人々が適切な価格で金融サービスにアクセスできる状態を指します。銀行口座の開設、送金、貯蓄、融資などの基本的な金融サービスを、誰もが利用できる環境を整えることを目指しています。世界銀行も重要な開発目標の一つとして掲げている概念です。
購入を検討する際は、本記事で解説した手順に従って、安全な取引所での取引を心がけましょう。特にBybitは取引量世界2位の実績があり、セキュリティ面でも信頼できる取引所です。
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