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コインチェックの手数料は本当に高い?初心者向けに徹底解説【手数料節約術も紹介】

コインチェックの手数料高い アイキャッチ

コインチェックは国内最大規模の仮想通貨取引所ですが、手数料が高いという評判があります。実際のところ手数料は高いのでしょうか。他の取引所との比較や手数料の内訳、賢い使い方まで詳しく解説します。

目次

コインチェックの手数料は実際のところどうなの?

コインチェックの手数料について、結論から言うと 入出金手数料は業界平均よりもやや高め ですが、ビットコインなどの主要通貨の取引手数料は無料 となっています。

また、販売所取引のスプレッド(売値と買値の差)は他社と比較して標準的な水準となっているため、一概に「手数料が高い」とは言えない状況です。

コインチェックの手数料体系の特徴は、入出金時にコストがかかる一方で、取引時の手数料を抑えられる点にあります。そのため、頻繁に入出金を行うユーザーよりも、じっくりと取引を行うユーザーに向いている取引所と言えるでしょう。

特に取引所取引では、ビットコインをはじめとする主要通貨の取引手数料が無料となっているため、トレードを中心に考えているユーザーにとっては魅力的な取引所となっています。

コインチェックの手数料の種類と金額を徹底解説

日本円の入金手数料

コインチェックでの日本円の入金方法は、銀行振込、コンビニ入金、クイック入金の3種類があります。それぞれの手数料は以下の通りです。

入金方法 手数料
銀行振込 無料(銀行手数料は別途必要)
コンビニ入金 3万円未満:770円
3万円以上:1,018円
クイック入金 3万円未満:770円
3万円以上50万円未満:1,018円
50万円以上:入金額×0.11% + 495円

他の取引所と比較すると、コンビニ入金やクイック入金の手数料は業界内でも高めの設定となっています。例えばGMOコインでは入金手数料が完全無料、DMM Bitcoinでも銀行振込手数料のみとなっています。

ただし、銀行振込での入金は手数料無料のため、急いで入金する必要がない場合は銀行振込を利用するのがおすすめです。特に住信SBIネット銀行からの振込であれば、振込手数料も優遇されるため、より経済的に入金できます。

なお、24時間365日即時振込に対応している銀行からの振込であれば、夜間や休日でもリアルタイムで入金が反映されるようになっています。三菱UFJ銀行や三井住友銀行、住信SBIネット銀行などが対応しているので、これらの銀行口座を持っている場合は積極的に活用するとよいでしょう。

日本円の出金手数料

コインチェックから日本円を出金する際の手数料は、一律407円となっています。この金額は1回の出金につき発生し、出金額の大きさに関係なく一定です。

取引所名 出金手数料
コインチェック 407円
GMOコイン 無料
bitFlyer 3万円未満:550円
3万円以上:770円
DMM Bitcoin 無料

他社と比較すると、GMOコインやDMM Bitcoinは出金手数料が無料となっているため、コインチェックの出金手数料は相対的に高めと言えます。ただし、bitFlyerなど一部の取引所よりは安価な設定となっています。

また、一回あたりの出金上限額は5,000万円と十分な金額が設定されているため、大口の出金にも対応できる点は評価できます。出金手数料を抑えるためには、小額での頻繁な出金を避け、ある程度まとまった額になってから出金するようにしましょう。

暗号資産の売買手数料

コインチェックには「取引所取引」と「販売所取引」の2つの取引方法があります。それぞれの手数料体系は大きく異なるため、目的に応じて使い分けることが重要です。

取引所取引では、ビットコインをはじめとする主要な仮想通貨の取引手数料が無料となっています。イーサリアムクラシック(ETC)とパレットトークン(PLT)以外は手数料がかからないため、頻繁に取引を行う場合は非常に経済的です。

一方、販売所取引では取引手数料は無料ですが、売値と買値の差(スプレッド)が実質的な手数料として機能します。スプレッドは通貨によって異なりますが、一般的に取引所取引よりもコストが高くなります。

通貨 スプレッド(概算)
ビットコイン(BTC) 約6.0%
イーサリアム(ETH) 約6.6%
リップル(XRP) 約8.8%

他社と比較すると、DMM BitcoinやGMOコインの方がスプレッドは若干狭い傾向にありますが、大きな差はありません。ただし、取引額が大きくなるほどスプレッドによるコストも大きくなるため、大口取引の場合は取引所取引を利用することをおすすめします。

暗号資産の送金手数料

他の取引所やウォレットへ暗号資産を送金する際には、通貨ごとに定められた手数料がかかります。主要な通貨の送金手数料は以下の通りです。

通貨 送金手数料
ビットコイン(BTC) 0.0005 BTC
イーサリアム(ETH) 0.005 ETH
リップル(XRP) 0.15 XRP

送金手数料に関しては、GMOコインやDMM Bitcoinが完全無料なのに対し、コインチェックは有料となっています。ただし、コインチェックのユーザー間の送金(内部送金)は無料で行えます。

また、2020年11月からは一部の通貨で変動型送金手数料を導入しており、ネットワークの混雑状況に応じて手数料が変動する仕組みとなっています。これにより、送金の遅延を防ぎ、より安定したサービスを提供することが可能になっています。

コインチェックの手数料が他社より高い理由

充実したセキュリティ体制

コインチェックは2018年の不正送金事件以降、セキュリティ対策に多額の投資を行っています。24時間365日のモニタリング体制やマルチシグ方式のコールドウォレット採用など、業界最高水準のセキュリティ体制を構築しています。

これらの対策には継続的なコストが発生するため、一部の手数料に反映せざるを得ない状況となっています。ただし、この投資によりユーザーの資産をより安全に保管できる体制が整っているため、セキュリティを重視するユーザーからは支持されています。

特に、マネックスグループの子会社となって以降は、証券会社レベルのセキュリティ基準が適用されており、システムの二重化やバックアップ体制の強化など、より強固なセキュリティ体制が整備されています。

使いやすい取引システム

コインチェックの特徴として、初心者でも使いやすい直感的なインターフェースが挙げられます。スマートフォンアプリは4年連続でダウンロード数No.1を獲得するなど、高い評価を得ています。

また、取引システムの安定性や処理速度の向上にも継続的な投資を行っており、大量の注文が集中する場合でもスムーズな取引が可能となっています。これらのシステム開発・運用コストも、手数料に一部反映されています。

さらに、チャート機能の充実や取引ツールの開発など、ユーザーの利便性向上のための機能拡充も積極的に行っています。これらの投資により、より使いやすい取引環境が実現されています。

豊富な取扱通貨

コインチェックは2024年12月時点で31種類の暗号資産を取り扱う国内最大級の取引所です。これだけ多くの通貨を安全に管理するには、それぞれの通貨に対応したウォレット管理やシステムの整備が必要となります。

特に、新規通貨の追加時には厳密な審査とシステム開発が必要となり、これらのコストは無視できません。また、各通貨のネットワークアップデートへの対応も必要となるため、継続的な開発・運用コストが発生しています。

これらの管理コストは、取引所の運営コストとして手数料に反映されることになります。ただし、多くの通貨を取り扱うことで、ユーザーは様々な投資機会を得ることができるというメリットがあります。

手数料を安く抑えるためのポイント

入出金の回数を減らす方法

入出金手数料を抑えるための最も効果的な方法は、取引をまとめて行い、入出金の回数を減らすことです。例えば、月1回まとめて入金し、出金も必要最小限に抑えることで、手数料を大幅に削減できます。

また、入金時は必ず銀行振込を利用するようにしましょう。コンビニ入金やクイック入金は手数料が高いため、急ぎの場合以外は避けるべきです。特に住信SBIネット銀行からの振込であれば、振込手数料も優遇されるためお得です。

さらに、出金は利益確定のタイミングに合わせて計画的に行うことをおすすめします。小額での頻繁な出金は、手数料の面で非効率的です。ある程度まとまった額になってから出金することで、手数料の負担を軽減できます。

取引手数料を抑える方法

取引手数料を抑えるには、可能な限り取引所取引を利用することが重要です。特にビットコインなど主要通貨の取引手数料は無料となっているため、積極的に活用すべきです。

販売所取引を利用する場合は、スプレッドが比較的狭い時間帯を狙って取引を行うことをおすすめします。一般的に、日中の取引時間帯の方が夜間よりもスプレッドが狭くなる傾向があります。

また、取引額が大きい場合は必ず取引所取引を利用しましょう。販売所取引のスプレッドは取引額に比例して大きくなるため、大口取引では取引所取引の方が圧倒的に有利です。

送金手数料を抑える方法

送金手数料を抑えるには、コインチェックユーザー間での取引を活用することが効果的です。コインチェック内での送金は手数料が無料となっているため、取引相手がコインチェックユーザーである場合は、積極的に内部送金を利用しましょう。

外部への送金が必要な場合は、送金手数料の安い通貨を選択することで、コストを抑えることができます。例えば、ビットコインでの送金が高額な場合は、XRPなど送金手数料の安い通貨を代替として利用することも検討できます。

また、ネットワークの混雑状況を確認してから送金を行うことも重要です。特にビットコインやイーサリアムは、ネットワークが混雑している時間帯を避けることで、より安価な手数料で送金できる可能性があります。

手数料が安い他の取引所3選

コインチェックの手数料が高いと感じる場合は、以下の取引所も検討してみてはいかがでしょうか。

取引所名 特徴 おすすめポイント
GMOコイン ・入出金手数料が無料
・取引所手数料が業界最安値
・スプレッドが狭い
手数料を重視するユーザーに最適
DMM Bitcoin ・入出金手数料が無料
・送金手数料が無料
・レバレッジ取引が充実
頻繁な入出金を行うユーザーに最適
BITPOINT ・取引所手数料が安い
・ステーキング報酬が充実
・独自の取扱通貨あり
長期保有するユーザーに最適

まとめ:コインチェックの手数料は高いが、メリットも多い

コインチェックの手数料は、入出金を中心に一部の手数料が他社より高めに設定されています。これは充実したセキュリティ体制や使いやすいシステムの提供、多数の通貨の取り扱いなど、質の高いサービスを維持するためのコストと言えます。

一方で、取引所取引での手数料が無料であったり、スマートフォンアプリの使いやすさが群を抜いているなど、独自のメリットも多く存在します。手数料の高さは、これらのサービスの質を支える必要経費と捉えることができるでしょう。

結論として、コインチェックは「手数料は高めだが、その分の価値は十分にある」取引所と言えます。特に初心者の方や、セキュリティを重視する方、使いやすさを求める方にとっては、手数料の高さを補って余りある価値を提供していると評価できます。

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この記事を書いた人

仮想通貨・転職・教育分野の情報を発信。令和の時代を生きる人々に役立つ知識を届けることを目指している。最新の動向と信頼できる情報源に基づいたコンテンツを心がけ、読者が自分自身で適切な判断ができるよう、わかりやすい解説を提供。「これからの時代を生きるヒントになる情報を」という思いで、日々情報発信に取り組んでいる。

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