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仮想通貨ステラルーメン(XLM)の今後は?将来性や買い方を初心者向けに解説

仮想通貨ステラルーメン(XLM)アイキャッチ

仮想通貨ステラルーメン(XLM)は、個人間の送金に特化した仮想通貨として注目を集めています。IBMなど大手企業との提携実績もあり、送金手数料の安さと処理速度の速さが特徴です。2024年11月のトランプ氏の当選後は価格が上昇基調となり、時価総額ランキングも14位につけています。

この記事では、ステラルーメン(XLM)の特徴や購入方法、将来性について詳しく解説します。これから購入を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

目次

ステラルーメン(XLM)とは?基本情報と特徴を解説

ステラルーメン(XLM)は、2014年に設立された非営利団体「Stellar Development Foundation(ステラ開発財団)」によって開発・運営されている仮想通貨です。世界初のビットコイン取引所であるマウントゴックス社の創設者、ジェド・マケーレブ氏が開発に携わったことでも知られています。

現在の発行枚数は500億XLMで、そのうち300億XLMをステラ開発財団が保有しています。以前は1,050億XLMでしたが、2019年11月に550億XLMが焼却(バーン)されました。新規発行の予定はなく、今後は需給のバランスを考慮しながら、ステラ開発財団が保有分を市場に放出していく方針です。

まずは、ステラルーメンの基本情報を確認しましょう。

項目 詳細
名称 ルーメン、ステラルーメン
ティッカーシンボル XLM
発行元 ステラ開発財団(Stellar Development Foundation)
発行時期 2014年2月
取り扱い取引所 Coincheck、bitbank、SBI VCトレード

ステラルーメンの3つの特徴

ステラルーメンには、他の仮想通貨にはない独自の特徴があります。主な特徴を3つ紹介します。

ステラルーメンの主な特徴

  • 個人間送金に特化した設計
  • 高速・低コストな送金システム
  • 独自のコンセンサスプロトコル(SCP)採用

まず特筆すべきは、個人間送金に特化した設計思想です。銀行などの金融機関向けのリップル(XRP)とは異なり、ステラルーメンは個人ユーザーの利便性を重視して開発されました。国際送金の際に発生する手数料を大幅に抑えることができ、従来の送金システムと比べてコストパフォーマンスに優れています。

次に注目したいのが、高速・低コストな送金システムです。一般的な国際送金では、SWIFTシステムを介して複数の銀行を経由する必要があり、手続きに時間とコストがかかります。一方、ステラルーメンはブリッジ通貨として機能し、直接的な送金を可能にすることで処理時間とコストを大幅に削減しています。

さらに、独自のコンセンサスプロトコル「Stellar Consensus Protocol (SCP)」を採用していることも大きな特徴です。このプロトコルにより、高い安全性を保ちながら、より高速な送金処理を実現しています。リップルよりも後発であるため、先行事例の課題を克服した改良版として評価されています。

企業との提携状況と実用性

ステラルーメンは個人向けの送金手段として開発されましたが、企業との提携も積極的に進めています。特に注目すべきは、大手IT企業IBMとの提携です。IBMは「IBM Blockchain World Wire」というクロスボーダー送金サービスの基盤としてステラのブロックチェーンを採用しました。

また、2021年にはVelo Labs社がEU27カ国とタイを結ぶ国際送金システムにステラブロックチェーンを採用。さらに、ラテンアメリカの金融テクノロジー企業Anclapは、ステラブロックチェーン上でステーブルコインを発行しています。

このように、ステラルーメンは実用的なブロックチェーンプラットフォームとして、着実に採用実績を積み重ねています。個人間送金だけでなく、企業の決済システムやステーブルコインの基盤としても活用されており、その実用性は高く評価されています。

ステラルーメン(XLM)の価格動向と将来性

ステラルーメン(XLM)の価格は、仮想通貨市場全体の動向に加え、独自の要因によっても大きく変動してきました。ここでは価格動向の特徴と、投資対象としての将来性について詳しく解説します。

特に注目すべきは、2024年11月以降の価格上昇です。これは同じ送金特化型の仮想通貨であるリップル(XRP)の価格上昇に連動する形で起きています。米SECのゲンスラー委員長の退任発表や、仮想通貨に友好的な姿勢を示すトランプ氏の大統領選当選なども、価格上昇の要因となっています。

これまでの価格推移と特徴

ステラルーメンの価格推移には、以下のような特徴的な動きが見られます。

主な価格変動の特徴

  • 2017年末~2018年初頭に大きな価格高騰を記録
  • 2020年後半から2021年にかけて再び上昇基調
  • 2024年11月以降、時価総額ランキングが30位台から14位まで上昇

2017年末の価格高騰は、ビットコインを中心とした仮想通貨市場全体のバブル相場の影響を受けたものでした。その後、2020年までは価格が低迷する期間が続きましたが、2020年後半からは世界的な金融緩和の影響で再び上昇基調となりました。

2024年の価格上昇は、リップル(XRP)との連動性が強く表れた動きとなっています。送金に特化した仮想通貨という共通点から、リップルに関するポジティブなニュースがステラルーメンの価格にも好影響を与える傾向にあります。

また、時価総額ランキングの上昇は、ステラルーメンへの投資家の注目度が高まっていることを示しています。11月上旬には20~30位台だったランキングが、2025年1月には14位まで上昇しました。

注目すべき3つの将来性

ステラルーメンの将来性

送金ネットワークの拡大:IBMやVelo Labsなど、大手企業との提携による送金ネットワークの拡大が期待されます。特にEU27カ国とタイを結ぶ国際送金システムの実用化は、今後の展開に大きな影響を与える可能性があります。

ステーブルコインプラットフォームとしての成長:USDCやAnclapのステーブルコインなど、ステラブロックチェーン上で発行される通貨が増加しています。これにより、プラットフォームとしての価値が高まることが期待されます。

機関投資家からの注目:投資信託やETPなど、機関投資家向けの金融商品にステラルーメンが組み入れられ始めています。これにより、新たな投資資金の流入が期待できます。

投資家が期待する今後の展望

ステラルーメンの今後の展望について、主に3つの観点から分析します。

まず、送金システムとしての成長です。既存の国際送金システムと比べて、処理速度が速く手数料が安いというステラルーメンの特徴は、今後も大きなアドバンテージとなるでしょう。特に、新興国での送金需要の増加に伴い、その利用価値は更に高まると予想されます。

次に、ステーブルコインのプラットフォームとしての発展です。ステラブロックチェーンは、安定性と処理速度の面で高い評価を受けています。今後、より多くのステーブルコインがステラブロックチェーン上で発行されることで、プラットフォームとしての価値が向上する可能性があります。

そして、機関投資家からの評価です。スイスや米国で、ステラルーメンを組み入れた投資信託商品が登場しています。これは、機関投資家からの信頼性が高まっていることを示すものであり、今後の価格上昇要因となる可能性があります。

ただし、投資を検討する際は、仮想通貨特有の価格変動リスクに十分注意が必要です。分散投資を心がけ、余裕資金の範囲内で投資を行うことが推奨されます。

仮想通貨ステラルーメン(XLM)の購入方法を詳しく解説

ステラルーメン(XLM)は、2019年11月からCoincheckで取り扱いが開始され、日本国内での購入が容易になりました。ここでは、最も利用者の多いCoincheckでの購入手順を詳しく解説します。

購入の前に重要な注意点として、Stellarネットワークを利用した送金のみに対応している点に注意が必要です。異なるネットワークからの送金は通貨が失われる可能性があるため、必ずStellarネットワークを使用してください。

また、ステラルーメンは価格変動が大きい仮想通貨の一つです。投資は余裕資金の範囲内で行い、リスク管理を徹底することが重要です。

Coincheckで購入する手順

Coincheckでの購入手順
STEP
Coincheckに口座開設

Coincheck公式サイトにアクセスし、新規登録を行います。メールアドレス登録、本人確認書類の提出、電話番号認証が必要です。本人確認書類はスマートフォンで撮影してアップロードできます。

STEP
日本円の入金

銀行振込、コンビニ入金、クイック入金(ペイジー決済)から選択できます。クイック入金なら振込手数料が不要で、即時に入金が反映されます。

STEP
ステラルーメンの購入

Coincheckアプリのメニューから「コイン購入」を選択し、ステラルーメン(XLM)を選びます。購入金額または数量を入力して注文を確定させます。

購入時の3つの注意点

ステラルーメン(XLM)を購入する際は、以下の3点に特に注意が必要です。

購入時の重要な注意点

取引手数料の確認:取引所によって手数料体系が異なります。Coincheckの場合、販売所での取引は手数料無料ですが、スプレッド(売買価格の差)が発生します。

セキュリティ対策:二段階認証の設定や、送金時のアドレス確認を徹底しましょう。特にネットワークの種類を間違えないよう注意が必要です。

価格変動リスク:仮想通貨は価格変動が大きいため、投資は余裕資金の範囲内に抑えることが推奨されます。

購入におすすめの取引所

ステラルーメン(XLM)を取り扱う主要な国内取引所を比較してみましょう。

取引所名 特徴 最小取引額 取引手数料
Coincheck ・シンプルで使いやすい
・スマホアプリの評価が高い
・二段階認証でセキュリティ対策も万全
500円から 無料(スプレッドあり)
bitbank ・取引所取引が可能
・取引コストが安い
・セキュリティ評価が高い
0.0001XLM Maker -0.02%
Taker 0.12%
SBI VCトレード ・送金手数料が無料
・自動積立機能あり
・SBIグループの信頼性
0.001XLM 無料(スプレッドあり)

初心者の方には特にCoincheckがおすすめです。その理由は、取引ツールの使いやすさ、スマートフォンアプリの完成度の高さ、そして充実したセキュリティ体制にあります。また、500円という少額から投資を始められる点も、初めての仮想通貨投資に適しています。

取引コストを重視する方にはbitbankが適しています。取引所取引に対応しているため、販売所取引と比べてより安価な価格での売買が可能です。また、セキュリティ面でも高い評価を受けています。

安定性を重視する方にはSBI VCトレードがおすすめです。SBIグループの信頼性に加えて、送金手数料が無料である点や自動積立機能が利用できる点が特徴です。長期的な資産形成を考えている方に向いています。

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